【ダイヤフラム】ZZR250の燃料コックをGPX250のパーツ流用で修理してみた

ZZR250のダイアフラムの比較 ZZR250のレストア

キャブレターからのガソリン漏れ修理でキャブレターのオーバーホールを行いましたが、今度は燃料コックからのガソリン漏れが発生しました。
コックのOリングやパッキンを交換してみたところ、漏れる量は減りましたが、完全な解決には至りませんでした。
コックを良く観察すると、ダイヤフラム付近からの漏出のようです。
ZZR250の燃料コック

【修理失敗】ガソリン漏れのZZR250の燃料コックをオーバーホールしてみた

本当に手間の掛かるバイクです。

燃料コックのダイヤフラムをオーバーホールしてみる

ZZR250用のダイヤフラムを交換すればいいじゃないか?との思うかもしれませんが、カワサキのパーツリストを見てもダイヤフラムの記載がありません。
どうやら燃料コックのAssy交換が標準のようです。

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カワサキパーツリスト

さまざま検討した結果、ダイヤフラムシートの形状が酷似しているパーツを購入してみました。
購入したのは、GPX250/R/R2、ZZR400、GPX750R用のダイアフラムです。
品番は 43028-1068 になっています。
43028-1068 カワサキの純正部品

ZZR250とGPX250/ZZR400のダイヤフラムの比較

ZZR250とGPX250/ZZR400 のダイヤフラムを比較してみます。
ダイヤフラム本体(ペラペラのシート)は同型です。 ネジ穴、位置穴も全く同じでした。
ZZR250のダイアフラムの比較

左はZZR250用、右は今回購入したGPX250用となります。
よく観察したら、燃料供給用のボタンの高さに違いがありました。
GPX250用の方が1.2mmほど高くなっています。
仕組みとしては、エンジンの負圧によってダイヤフラムが外側に引っ張られると、燃料供給用ラインが開きます。
ダイヤフラムの高さが違う

高さが違う事で燃料ラインが開かないと思いましたが、裏側のダイヤフラムを押し出すバネの伸縮量で隙間を確保できると考えました。

結果、バネの押し力が増しましたが、ダイヤフラムがコック内に収まりました。

バイクのダイヤフラムのバネ

必要最小限の燃料ラインと負圧ラインを繋いでテストです。
ガソリン供給用のラインが狭まったかもしれませんが、十分にがガソリンが供給されているようです。
ZZR250の燃料コック修理完了

50kmほど様子を見ながら走ってみましたが、燃料供給が間に合わなくエンジンが息継ぎするような症状は皆無で、上までしっかりと回ってくれました。
しばらく乗ってみてダメならAssy交換ですね。

キャブレターへの燃料ラインを繋ぎ忘れて、ガソリンをぶちまけたのは内緒ですw
こぼれたガソリン

注意:修理後100kmほど走行していますが、不調はありません。しかし、あくまでもダイアフラムの流用は公式ではないので、後で不都合がでる可能性があります。よって流用は自己責任でお願いします。

 

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