以前、バイク用のポータブルETCを製作しましたが、電源が12Vなので使い勝手が悪い。
超便利!軽自動車用のETCをポータブル化してバイクに取り付けてみた
ということで、モバイルバッテリーにUSB接続で使えるバイク用ポータブルETCを製作してみます。
ポータブルバッテリーをUSB接続で稼働する
ETCの使用電力
まずはETCの使用電力を測定してみます。
12V接続で0.13A、約1.7ワットとかなり小電力ですね。
材料を集める
材料はいたってシンプルです。 激安の昇圧モジュールです。
Amazonでも1個120円程度です。
一応2Aまで流せるようですが、無理は禁物です。 ETCの稼働ていどなら十分な能力です。
あとは、USBケーブルからタイプA(パソコンなどにつなげる方)です。
USBケーブルを切断すると4本のケーブルがあります。 その内の2本がプラスとマイナスになっています。ほとんどの場合、赤がプラスで黒がマイナスです。
ETCの稼働最低電圧を測定する
ETCの起動最低電圧を測定してみました。 このタイプのETCは5Vでは稼働しませんでした。
流石にUSB直結はダメですね。
ETCに昇圧モジュールを接続する
ETCに昇圧モジュールを接続します。
接続はいたって簡単です。 イン側にUSBのプラスとマイナス。アウト側にETCのプラスとマイナスを接続するだけです。
念のため、昇圧モジュールは11Vにセットしました。負荷の中間ですね。
注意:必ず接続する前に、昇圧モジュールから出力される電圧を測定してください。
ポータブルETCをモバイルバッテリーに接続してみる
ポータブルETCをモバイルバッテリーに接続します。
「ピッ、ピピッ」と音がして起動LEDが点灯しました。
ETCをUSB接続化したことで、完全モバイル化ができました。激安でETCの完全ポータブル化ができました。雨が降ってもカバンの中で稼働できますね。
バイクは振動が大きいので、結線は確実に行い、雨対策としてモジュールも被覆などで保護してください。
工作が苦手な人はこちらをどうぞ。 プラグ側をカットしてETCに接続するだけです。
今回、使用したETCは超省電力でしたが、他のETCも同様かと思われます。
※モバイルバッテリーによっては、低電圧時にオートカットされるものもありますので、すべてのモバイルバッテリーが対応するわけではありません。
※ETCのモバイルバッテリー化については、完全自己責任でお願いします。
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